女性

今からおよそ10年前の話。

IT企業に勤めていた私は、若くして管理職につくことになりました。

それからはとにかく毎日忙しく、つまらない日常を送っていました。

給料は多少良くなりましたが、仕事が増え、部下の面倒も見なくてはならないので気苦労は絶えませんでした。

「仕事は面白みもない、でも辞めることもできない。」

たいへんなのだが生活の為続けるしかない、そんな辛くて面白みのない毎日を繰り返していました。

「面白みを感じないままこのまま人生が終わっていくのか…。」

そう嫌気がさし、私は軽いうつ状態となってしまったのです。

食欲は減り、仕事では頭が回らなくなりミスを連発、上司に怒られる毎日を過ごすことになってしまいました。

どうしたらいいんだろうか?悩む日々をしばらく過ごすことになります。

ですが、それはある言葉に出会う前までの話です。

私はその言葉がきっかけで劇的に人生を変えることになります。その言葉とは…?

別々の場所で2回も同じ言葉を耳にする

ある日、後輩などを誘いとある居酒屋で同僚と飲んでいました。

気分を変えたいと普段はあまりお酒を飲まないのですが金曜日なんだし、月1回はこういうのがあってもいいのかなと思い誘ってみました。

早速ビールを注文して全員のお酒が来るのを待っていると既に隣に座っていた男性2人組から急にこんな会話が聞こえ始めました。


男性A「あの、ジャングルクラブって知ってる?」

男性B「知らないけど」

男性A「今度行ってみてよ、面白いんだから」

男性B「へぇーそうなんだ。で、何が面白いんだよ?」

男性A「それは、〇〇がさぁ…」


Bさん同様、私もジャングルクラブは知りませんでした。

どうやら店っぽい何かというのは分かりました。

ですがどこにあるのか、どんな店なのかもわかりません。

ただ「ジャングルクラブ」という言葉の響きだけは、帰宅後も覚えていました。

ですが興味を持つことはなく、その後すっかりそのことは忘れていました。


それからさらに1年経過しました。

その頃、私は仕事の都合で埼玉県の田舎に単身赴任していました。

そこは、栃木県がすぐ近くの「栃木なまり」の方も珍しくない埼玉県の奥の奥。

そこで、たまたま入ったラーメン屋で衝撃的な言葉が聞こえてきました。

「(栃木なまりで)だからー!!!ジャングルクラブだよ」

私はとっさにあっ!聞いたことがある、と思いました。

又出た!「ジャングルクラブ」だ。

1年前、居酒屋の男性2人組が言っていたことを思い出しました。

まったく違う場所で同じ言葉を2回も聞きました。

私は「ジャングルクラブってなんだよ(怒)」ととうとう気になってしまいました。

ラーメン屋から帰るとすぐにパソコンを開き、「ジャングルクラブ」をGoogleで検索してみました。

どうやら千葉県の松戸駅前にあるらしいということがわかりました。

「結構近いじゃないか。そんなに高くはないみたいだし、今度行ってみよう」

夜8時、夜な夜な私は松戸駅に到着しました。

赤い扉に原住民の絵がかかれた怪しい自動扉が開くと、「ジャングルってこういう事か」と理解しました。

そして、度肝抜かれました。

まず、店内を見渡すと鬱蒼とした木々が茂り、やや暗い店内はまさにジャングルのようでした。

ジャングルの中に席があり、お酒を飲める空間が演出されていました。

「これはすごいな。まさにジャングルじゃないか。」

「いらっしゃいませ」

と、店員さんに席に案内され、座りました。

そして胸元を露わにした女豹 (めひょう)の女性が私の席の隣に座ってきました。

その「格好」にちょっとドキッとしてしまいました。

どうやら「コスプレイベント」の日に来てしまったらしいです。

女性「初めてですか」

私「はい。」

変人ではなく魅力的だと思うように

それから私は何度か足を運ぶようになりました。

お酒も進み、女性と話せるのは楽しいですが、なんでこんなにツボり、行きたくなるんだろうとよくよく考えてみました。

それはキャストさんの格好とかジャングル化した店内の様子よりも、おかしい、変わった人たちがいることが印象的で、彼らに魅了されたからです。

<おかしくて変わっている人たち>

  • テリー&ドリーなどの古いレスラー、新日本など新旧のプロレス業界に妙に詳しい女性
  • もはや何のコスプレかよくわからないが、普通にかわいいと思うキャストさん
  • ジャングルだから?最後の日本兵、小野田さんのコスプレをし、お客さん以上にはしゃぎ盛り上がるスタッフさん
  • 「あなたたち、おかしいよ」

    私は最初、そういう風に思いました。

    でもジャングルクラブのスタッフさんもキャストさんも素直に自分の「やりたいこと」を表現しているだけです。

    そう考えるとおかしかったのは自分でした。

    会社や世間の中で「自分を一番表現できていない」のは自分だけではないか?

    「おかしい」と思ってしまった自分が恥ずかしいと思うようになりました。

    ジャングルクラブはそれを気付かせてくれました。

    普通で、自然で、それでいて面白いと思える空間を提供する。

    彼らは「自然体」でそれが個性的で魅力的でとても面白いと感じるようになりました。

    それが「ジャングルクオリティ」なのだと思うようになりました。

    人生を楽しく生きる為に

    そして、それからというもの、毎日が楽しくなりました。

    私もジャングルクラブのスタッフさんのように自然体に生きてみようと考えるようになりました。

    部下の面倒も、たくさんある仕事も自分風にやることで毎日が楽しく変わりました。

    まるでジャングルクラブのように自分に素直に、自由に考え、やりたいことを少しずつやれるようになりました。

    気分は晴れ、こんなにも楽しい人生を送れるようになりました。

    人生って素晴らしいんだな。

    心の底からそのように思える充実した日々を毎日送れるようになりました。

    私の人生を変えるきっかけをくれたジャングルクラブには私は感謝したいと思っています。

    ジャングルクラブ、営業再開しました!

    営業再開のお知らせ

    そんなジャングルクラブは、2020年6月19日(金)より営業を再開いたしました!

  • 松戸で30年の実績、安心安全な店。
  • 1時間3000円~(20時来店時)、リーズナブル。
  • 飲み放題、歌い放題。
  • OPEN 20:00~
    定休日:日曜日、祝日
    場所:松戸駅東口徒歩一分、2Fバリアフリー直結!
    TEL:047-367-9012

    お問い合わせ、不明点はお気軽にお電話ください。

    ※お客様に楽しく、安全に、安心して過ごしてもらう為に

    新型コロナウイルス感染拡大に伴い、しばらくの間下記の対応をさせていただきます。
    入店時には検温をさせていただきますのでご協力のほどよろしくお願いいたします。
    お客様ご利用後のお席は毎回消毒作業をさせていただいております。
    ご迷惑をおかけいたしますが何卒ご理解いただきますようお願いいたします。

    <ジャングルクラブにおける主な感染防止対策>

  • 店内の消毒(机、いすなど)
  • 入店時の検温
  • アルコール消毒の設置
  • 安心してご来店、ご利用いただけるよう一層の努力をしてまいります。
    その他、お気づきの点等ございましたら、お申し付けくださいませ。
    どうぞよろしくお願いいたします。

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